スクエアトゥで一世を風靡した靴

こんにちは。

本日のお客様よりお預かりした靴が個人的にタイプでしたので、ご紹介させていただきます。


イタリアの国より、シルバノ・マッツァのモンキーブーツです。



こちらは磨き上げた後の写真です。

ストームウェルトにダブルソール。

トゥのシルエットも他メーカーのデザインに比べ、特徴があります。



細かいディテールにも魅力があります。

(マニア向けなポイントですが、ブランドの特徴を感じます。)



今回使用したクリーム類ですが、元の状態が乾燥と色抜けの打撃の被害を受けていたので、保湿、捕食を重点的に磨きました。


元の状態がこちらです。


ただ塗ればいいなんてことはもちろん回避、アッパーは特に手をかけています。

コバ削り(アウトソールの側面の部分)、コバ磨き、レザーシューレースの保湿なども施しています。

また、ワックスは例によってサフィールノワールのダークブラウンとダークグリーンを使用、横アングルも光の加減を意識しました。






特にドレスシューズ(内羽根、キャップトゥあたりのもの)を磨く際、一番意識するのが

「かかとから爪先までの鏡面具合を一直線につなげること。」です。

先日の鏡面磨きの投稿にも載せたようなライン、輝きと美しさを最大限に引き出すことを意識しながら磨いています。


もう一足、同ブランドのものをお預かりしており、今夜磨く予定にしております。


M様、ご依頼ありがとうございました。


靴と魂を磨く。

This is Something to drag into. by Ryosuke Sakazume

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